インドネシア人材×農業・畜産|朝5時起きが得意な理由と、意外な「方言問題」

2026年4月10日 公開

農業・畜産は、外国人材の受入れが急速に広がっている分野です。

特に地方の農家では、「後継者がいない」「パートも集まらない」という状況が常態化しており、外国人材なしには経営が成り立たないという声を多く聞きます。

インドネシア人材は、農業・畜産に対して意外なほど高い適性を持っています。その理由と、この業種ならではの注意点をお伝えします。

インドネシア人が農業に向いている理由

朝5時起きが得意

農業は朝が早い仕事です。「外国人の若者が早朝から働けるのか?」と心配する農家もあるでしょう。

インドネシア人ムスリムの多くは、日の出前のお祈り(ファジュル)の習慣があるため、朝5時前後に起きる生活リズムが身についています。お祈りをしない人でも、インドネシアの生活リズム自体が早朝起床です。

朝型の生活に適応するまでの時間が短いのは、農業を受け入れる企業にとって大きなメリットです。

農業経験者が多い

インドネシアは農業国です。日本のような大規模・機械化された農業とは異なりますが、家庭レベルでの農作業経験がある人は非常に多い。

完全に未経験の日本人を農業に連れてくるよりも、土に触れること、植物を育てること、家畜と接することに慣れているインドネシア人のほうが、農業への適応は早い傾向があります。

暑さよりも寒さに弱いと思いきや…

「インドネシアは暑い国だから、北海道や東北の寒さに耐えられないのでは?」と思われがちです。

実は、寒冷地で農業をしているインドネシア人のほうが、うまくいっているケースが多い。逆に、「日本の夏がきつすぎる」という声が非常に多いのです。インドネシアよりも暑い──湿度の高い日本の夏は、インドネシア人にとっても過酷なようです。

畜産の実績──養鶏と酪農が中心

養鶏

畜産の中で最も多いのが養鶏です。

インドネシアでは家で鶏を飼っている家庭が多く、鶏の扱いに慣れている人が多い。日本の養鶏場への適応も比較的スムーズです。

酪農

2番目に多いのが酪農です。私たちは北海道の酪農で10人以上の実習生を送り出した実績があります。

インドネシアでは牛やヤギを飼っている家庭もあり、大型動物の扱いにも抵抗が少ない人が多いです。

養豚について

養豚の実績もありますが、数は少ないです。

イスラム教徒にとって豚に触れることに抵抗がある場合が多いため、養豚にはヒンドゥー教やキリスト教の人材を送り出しています。バリ島のパートナー校にはヒンドゥー教の生徒がおり、養豚の求人にはこのルートで対応しています。

農業分野で一番苦労したこと──「方言問題」

農業で人材を受け入れた企業から、意外な問題を聞きました。

「一緒に働く日本人の日本語が聞き取りにくい」というのです。

農業は地方が多い。地方では方言やなまりが強い日本語を使う人がいます。インドネシア人は学校で「標準語」の日本語を学んで来日しますが、現場で聞こえてくる日本語が教科書とまったく違う。これに苦労する生徒が多い。

これは送出し機関だけでは解決できない問題です。受入企業の側でも、最初のうちは意識的にゆっくり、標準語で話す配慮をしていただけると、適応が早まります。

動きの遅さは農業でも課題

他の業種と同様に、インドネシア人材は最初は動きが遅いという課題があります。農作業のペースに慣れるまで少し時間がかかりますが、適応してからは問題ないケースがほとんどです。


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